「アジアトップクラス」の実績に惹かれ、台湾から来日
私は台湾から来日して、東京エレクトロン九州に転職しました。
台湾では半導体産業がとても盛んであり、またスマートフォンやパソコンなど身近な製品に欠かせない部品ということもあって、半導体業界を身近に感じていました。また、半導体がどのようにつくられているのか、その専門技術に興味が芽生え、半導体関連の企業に就職。しかしながら、前職ではカラーレジストの設計・開発が主であったため、半導体に関する幅広い知識を得ることは難しく、やや物足りなさを感じていました。
その点、東京エレクトロン九州であれば半導体製造装置の開発に携わることができ、装置開発を通じて半導体自体への知識を深めることにも繋がることや、半導体産業についても視野を広げられることに魅力を感じました。アジアトップクラスの売上規模がある当社であれば、日本で働きながら台湾を含めたアジア、さらに世界の半導体マーケットの動向を見据え、先端技術に触れながらスキルアップできると確信しました。
フランクな人間関係とフレキシブルな研修環境が魅力
転職する前は、日本の企業に対して「厳しい」という職場イメージをもっていたのですが、実際に働いてみるとその印象は見事に覆されました。当社は先輩や上司との距離が近く、フランクな関係性の中で働けることが大きな魅力。皆さん優しく、仕事で分からないことがあればOJT形式で丁寧に教えてくれますし、自分一人で悩む必要はありません。また、研修プログラムも充実しており、その多くがWebコンテンツとなっているため、好きな時間に受講することが可能。自分の業務スケジュールに合わせて専門知識を増やすことができています。半導体製造装置の開発を通じて、世の中のハイテク製品の中身が、いかに複雑な装置によってつくられているのか、という理解に繋がっていますし、その難しい技術を習得していくことに対してますますモチベーションが高まっています。
模範解答のない問題に挑むプロセス開発の奥深さ
現在は、感光材(レジスト)を塗布現像する装置のプロセス開発を担当しています。この仕事は「実験・評価・解析」の繰り返し。開発中の装置をテストし、トラブルに対して評価、解析をおこない、モデルを立てた検証を重ねていきます。前職でレジスト設計を経験していたこともあり、レジストの構造や、どのように回路パターンが形成されるかについての知識がここで生かされています。マニュアルが存在するわけでもなく、また正解がある仕事でもないため、そこに難しさがあり、同時に面白さが存在しています。
問題が生じた際にどのような対策を講じるか、その対策によってなぜこの結果になったのか、一つひとつ深掘りしていく作業が楽しく、日々新鮮な気持ちで働いています。改善方法を的確に検討・提案し、自分の考えで問題を解決していく先輩方は憧れの存在。少しでも早く追いついて、装置評価の方針や方法を起案する業務に携われるようなプロセスエンジニアを目指しています。
同郷の仲間や日本の友人と熊本ライフを満喫中
当社には台湾出身の先輩や同僚もいるため、初めての環境でもすぐに溶け込むことができました。休日は友人と遊びに行ったり、食事をしたり、みんなでテレビゲームをしたりして気分転換を図っています。自分の予定に合わせて有給休暇も有効活用しながら、異国の地でも楽しく過ごせています。
また、会社からほど近い場所に住んでいますが、さまざまな店舗やショッピングモールがあるため、ほとんどのものが身近で手に入れることができ、生活に不自由もありません。
また、熊本市中心部へも車で30分程度の距離ということもあり、日本での生活を快適に送ることができています。