世界の産業発展に貢献するエンジニアを目指して転職
前職で勤めていたのは鉄鋼業界の材料メーカーで、放熱基板の複合材料を開発していました。新入社員の当初から、将来はグローバルに活躍し、世界の産業発展に貢献できるエンジニアになりたいという夢があり、東京エレクトロン九州であれば、それを実現するチャンスがより高まると考え転職しました。世界規模での事業展開に惹かれたという点に加え、若手でもどんどんお客さまのところに出向いて、重要な仕事にチャレンジできる自由闊達な社風が感じられたことも、転職を後押ししました。鉄鋼業界にいるときから、半導体業界は技術の進化がとても速く、業界全体が急激に成長を遂げているイメージをもっていましたが、入社してみると、まさにそのイメージ通り。新しい技術が数年後には、もう一昔前のものになるほどに移り変わりが激しく、エンジニアとして腕が試される世界です。
半導体業界の未来を担う開発にチャレンジするやりがい
所属するプロセス制御グループでは、感光材(レジスト)をウェーハ全面に均一に塗るための半導体レジスト塗布現像装置におけるプロセス制御を軸に、半導体洗浄装置も含めた自動化・自律化開発を進めています。開発の全体的な方向性を示し、プロジェクトを成功へと導くのがマネージャーである私の役割。議論を重ねながらトライ&エラーを繰り返し、プロジェクトメンバーが成果を上げるたびに、みんなで喜びを分かち合っています。また、工場内での業務にとどまらず、材料メーカーや露光機メーカーなどとの協業によって、新しいものを生み出していけることが、この仕事の醍醐味。当社の製品は世界中の半導体メーカーで使用されていることや、世界各国の半導体工場における製造プロセスの一端を、私たちが開発した技術が担っている重みもあり、スケールが大きく、挑みがいのある仕事です。
海外赴任や出張により、グローバルに活躍できる
世界最先端の技術を扱う当社では、グローバルな規模で技術協業をおこなうことも珍しくありません。私自身、過去に4年間オランダ赴任を経験し、露光機メーカーとの協業に取り組みました。社内で日本人としては初めての赴任だったので、ゼロからの仕組みづくりや、生活様式の違いなど、苦労もありましたが貴重な経験になりました。帰国後も学会や協業開発で海外出張の機会は多く、現在も世界各国にいる東京エレクトロングループのメンバーと議論しながら、開発を進めています。自分たちの仕事が半導体業界の未来へとつながっているため、自然と開発にも熱が入ります。今後は、装置と工場のDXをリードすることで、「夢と活力に満ちた社会の発展に貢献するエンジニア」になりたいと考えています。こんな大きな目標を語れるのも、最先端の技術でグローバルに事業展開をしている当社だからこそだと思いますね。
大自然が育んだ、おいしい空気と食事が休日の楽しみ
マネージャーとしてグループメンバーの勤務時間などを管理する立場でもありますが、平均すると残業は月に20時間程度。オンとオフのメリハリをつけて働ける環境です。私自身は休日にサイクリングに出かけたり、釣りやBBQを楽しんだり、温泉でリラックスしたりと、熊本の自然を満喫しながら、アクティブに動き回っています。野菜や肉、乳製品など地元の特産品が多く、新鮮でおいしい食材が手軽に入手できるというのも、熊本生活の特権といえるでしょうね。
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